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リスクマネージメントとは?
...続き

<2>RM(リスクマネージメント)委員会の業務内容
a
−RM委員会の運用規定の作成−
院内においてRM委員会の位置づけを明確に示すためにも、運用規定の作成とその公表が必要である。盛り込む項目としては、委員会の「目的」や「組織体制(メンバーだけでなく、その責任と権限を含む)」、「業務内容(役割)」、「開催頻度」等があげられます。
b
−各医療従事者への協力要請−
医療従事者への周知徹底とMRM活動の研修・教育、MRM活動を円滑に運営していくためには、医療現場で働く各従事者の協力が不可欠である。そのためにも、まず「何故、MRM活動に取り組まなければならないのか?」といった基本的な考え方を各科のリーダーから説明してもらうことが望まれます。
c
−RMプランの策定−
RM導入を立ち上げるためのプランニングを行います。プランニングには、必ず「期限」と「目標」を定めて行うことが必要です。病院で設定する実行プランは以下を参考にしてください。


d

−インシデント&アクシデント報告制度の導入推進と予防策の検討、実施。−
RM委員会で主たる業務として、インシデント&アクシデント報告制度の導入を図ります。インシデント&アクシデント報告制度を導入する目的としては次のような点が挙げられます。

1...医療従事者の事故予防に対する意識効用につながる。
インシデント&アクシデント報告の義務付けによって、日ごろは気づかなかった些細なミスに対しても意識するようになる。

2...他人のインシデント&アクシデントを病院内で共有化できる。
他人が経験したインシデント&アクシデントを知ることで、日常、問題視していなかった医療行為の中に潜在的な危険があることに気づく。

3...事故の未然防止に役立つ。
RM委員会で対応策を検討し、改善していくことによって、インシデントから発展する医療事故を未然に防止することが可能となる。

※インシデント...”ひやり”、”はっと”経験

 
 

 
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