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現状で特養、老建、介護療養型、GH、通所介護の各施設を運営されていない各医療機関は、介護事業に乗り出すために、市町村管理の地域密着型サービスの構想と、従来型である入居者数が30人を超える県管理の構想を持つ必要があると思われます。
地域密着型サービスは、要介護者が住みなれた地域での生活を24時間体制で支えることであるため、日常生活権域内の要介護者しか介護できないことと、最大25名程度を目安に一事業所で登録できないために、事業収支的には苦しいものがありますが、クリニックとの併設ができれば職員などの兼務が可能であり、医療と介護報酬を同時に請求することも多々発生し、収支的には安定した事業になるものだと思われます。(特に癌末期の患者のケアは介護保険からの収支となります。)
併設不可能な場合でサテライト的に運営するのであれば、イニシャルコストの軽減とランニングコストで、一番高額である人件費を抑える必要があります。
上記のことを検討すると、従来型である30人を超える入居施設と、要介護者の介護度に応じた通所系サービスを複合した施設が、長期療養も行え広範囲からの集客も可能です。また、社会的な復帰と住宅での癌末期の高齢者に対しては、地域密着型を選択できるものを用意できれば、慢性期、急性期の選別が行え、入院施設を持つ病医院であれば、ターミナルケアとしての位置づけとしては、制度が変わっても十分対応可能な施設となります。
民間介護事業者は、病医院の状況を勘案し、提携先の確保がカギを握ります。大多数の病医院は、ノウハウ・人員管理・時代の流れへの対応策において、問題を抱えています。地域で保管体制を望む医療機関が増加しているのも現実です。医療機関と提携し、安心を背景に、民間事業者が今、まさに躍進するときです。 |
(1) ホテルコストが招く自己負担増加 【食事費・居室費などの自己負担】
(2) 早期退院により、行き場を失う患者の問題 【他事業者へ患者を紹介し、リターンが望めない】
(3) 現在の医療機関に増設・増築するための資金的問題 【併設が不可能】
(4) グループ内での循環システムを構築できない 等々 |
(1) 満席患者の預かり 【入所後も主治医と患者の関係を継続】
(2) 信頼できる提携先 【患者のキャッチボール】
(3) 慢性期患者の医療・介護の連携
(4) 自己負担の軽減 |
医療機関・民間介護事業者はともになくてはならない社会的インフラですが、相互に得意分野が異なります。民間介護事業者は、顧客満足度の更なる追及のアイテムとして、医療機関は、慢性期患者の継続的収益として相互補完体制を構築することが、両者から望まれることです。 |
さらに詳しくお知りになりたい方はフレビックにご相談ください。 |
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